ランブリングアレー(欧字名:Rambling Alley、2016年3月24日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2021年の中山牝馬ステークス。
馬名の意味は、「田園や森林などを散策すること」+「小径」。
戦績
デビュー前
2016年3月24日、社台ファームで誕生。一口馬主法人「社台サラブレッドクラブ」から総額5,000万円(1口125万円×40口)で募集された。その後、栗東の友道康夫厩舎に入厩する。
2歳(2018年)
10月6日、2歳新馬戦(京都芝1600m)でデビュー。中団から直線で抜け出しアルポルトの追い込みをアタマ差凌いでデビュー戦を勝利で飾る。2戦目、白菊賞はいったんは先頭に立つもラヴズオンリーユーに交わされ2着に敗れた。
3歳(2019年)
3歳初戦は重賞のフラワーカップに挑戦、勝ったコントラチェックに2馬身半差の3着に入る。続く忘れな草賞は4着に敗れた。その後は左前脚に骨瘤を発症し、休養に入る。6か月半の休養明けとなった3歳以上1勝クラスは勝ち馬から2馬身半差の2着と好走、しかし、次走の3歳以上1勝クラスは10着と初めての二桁着順に沈んだ。
4歳(2020年)
4歳初戦となった日田特別はスタートからハナを切るとそのまま後続に1馬身1/4差をつけ逃げ切り2勝目を飾る。昇級初戦、四国新聞杯は2番手追走から先頭に立つもマルシュロレーヌに差し切られ2着となる。続く糺の森特別は単勝1.6倍の断然人気に応え2馬身半差の完勝、3勝目を挙げた。次走、垂水ステークスは好位から抜け出し2着ショウナンバルディに1馬身半差をつけ1着、連勝でオープン昇級を果たした。1番人気推された小倉記念は4コーナーで早め先頭に立ったが6着に敗れた。続くカシオペアステークスは好位でレースを進め、直線で先頭に立つと内から脚を伸ばしてきたボッケリーニに半馬身差をつけ快勝した。その後ターコイズステークスに出走し7着に終わった。
5歳(2021年)
5歳初戦の愛知杯は道中中団から直線で間を割って伸びたものの外からマジックキャッスルにクビ差捕らえられ惜しくも2着に敗れた。続く中山牝馬ステークスは不良馬場で行われ中団後方で脚を溜めると、直線では大外から追い込み逃げ粘るロザムールをハナ差差し切って勝利。重賞初制覇を飾った。初のGI出走となったヴィクトリアマイルは10番人気と低評価だったが勝ったグランアレグリアには4馬身離されたものの横一線の激戦となった2着争いをクビ差前に出て2着に入った。その後は休養に入り、エリザベス女王杯を目標に向けてオールカマーで復帰したが、直線で伸びを欠き7着に敗れる。続くエリザベス女王杯は中団からやや捲り気味に前に上がったが直線で力尽き9着に終わった。
6歳(2022年)
6歳初戦として、小倉大賞典(GIII)に出走。レースでは中団前方から外へ持ち出し、勝ち馬アリーヴォにかわされてからもしぶとく食い下がり、2着に踏ん張った。3月13日の金鯱賞ではジャックドールの9着に終わった。レース後の3月16日に所有する社台サラブレッドクラブにより現役を引退して繁殖入りすることが発表された。3月23日付で競走馬登録を抹消、引退後は故郷の社台ファームで繁殖牝馬となる。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
繁殖成績
- 2024年9月26日現在
血統表
- 叔父にトラヴァーズステークス勝ち馬のFlower Alley、マイルチャンピオンシップ勝ち馬のトーセンラー、天皇賞(秋)勝ち馬のスピルバーグがいる。
- そのほかの近親はグーフド#主なファミリーラインを参照。
脚注
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ




