ベース電力(ベースでんりょく)とは、常に稼動しており、昼間・夜間などの区別なく一定量の発電を行っている電力のこと。ベース供給とも言う。国際的にはベースロード電源という用語が定着している。

ベース電力は原子力発電や火力発電、水の流れをそのまま使う一般水力発電、地熱発電が発電していることが多い。これに対し、一日のうち特に需要が大きい時間帯には、揚水発電や、小規模でボイラの出力調整が容易な火力発電所などが「ピーク電力」として発電が行われる。ベース電力とピーク電力の中間的な役割を果たす電力は「ミドル電力」といい、主に火力発電がこれを担う。

これからの発電で期待できるのは宇宙太陽光発電。発電衛星と受信局の間に送電衛星を中継させることによって、24時間365日発電可能になり、ベース電力として利用されそうである。

脚注

関連項目

  • ベースロード発電所

ベース需要に対する供給力となる?ベースロード電源市場とは 株式会社AMG Solution

電力ビジネス講座『需給調整市場編』 脱炭素ビジネスライブラリー

蓄電池単線結線図! 【4US Okinawa】 沖縄の電気工事屋のブログ 4US innovation LLC

前例のない“電力の価値”を取引する市場は誕生するか|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

新電力にベースロード電源を開放する新市場、個別交渉による取引の位置づけ等を議論 環境ビジネスオンライン