新井駅(にいえき)は、兵庫県朝来市新井字中川原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である。
以前は隣駅の生野駅と並んで急行「但馬」の停車駅であったが、廃止後は優等列車通過駅となった。また、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインにある「新井(あらい)駅」が信越本線に属していた時にはこれと区別するため、当駅発着乗車券には「(播)新井」と表記していた。
歴史
- 1901年(明治34年)8月29日:播但鉄道生野駅 - 当駅間延伸時に終着駅として開設。旅客・貨物取扱開始。
- 1903年(明治36年)6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)
- 4月1日:山陽鉄道当駅 - 和田山駅間延伸。
- 12月1日:山陽鉄道国有化、国鉄の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、播但線所属となる。
- 1980年(昭和55年)4月1日:車扱貨物取扱廃止。有蓋車用貨物ホームが設置されていた。
- 1983年(昭和58年)4月4日:荷物扱い廃止、無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。
- 2022年(令和4年)
- 6月1日:管理駅が福崎駅から豊岡駅に変更。
- 10月1日:組織改正に伴い、近畿統括本部福知山管理部管轄となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅。木造駅舎を備える。駅舎は和田山方面行ホーム側にあり、反対側の寺前方面行きホームへは跨線橋で連絡している。豊岡駅管理の簡易委託駅。窓口が設置されているが、早朝と夕方以降は無人となる。なお、当駅では、2019年7月現在ICOCA等のICカード乗車券への対応予定は無い。以前は2面3線を有していたが、1線は撤去された。 駅舎と1番のりばの上屋には「明治34年8月」表記の建物財産標が付けられている。2000年当時、山陽鉄道の社紋の入った瓦が駅舎に使われていた。当初は単純な切妻屋根だったが、1937年(昭和12年)の改修で現在の姿となった。以前はこの駅でのワンマン列車乗降方式は有人駅扱いで、改札口で乗車券や運賃を手渡す形式であったが、現在は車内の料金箱に投入する形式であるため、必ず前ドアから下車しなくてはならない。
のりば
- 1・2番線共に、普通列車が1 - 2時間に1本発車する。
利用状況
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺
1957年(昭和32年)までは神子畑選鉱所との間に鉱山鉄道が引かれていた。選鉱所跡は史跡公園に整備されている。
- 朝来市役所朝来支所
- 国道312号
- 国道429号
- 道の駅フレッシュあさご(Asago)(当駅から全但バス伊由市場経由和田山病院行に乗車、「道の駅あさご」バス停下車、またはタクシー利用)
- あさご芸術の森(タクシーで10分)
- あさご芸術の森美術館
バス路線
- 全但バス
- 特急バス 大阪 - 湯村温泉 浜坂駅 ・ 神戸 - 城崎温泉間
- 生野駅裏
- 和田山駅・八鹿駅
- 神子畑
- アルバ・和田山病院
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 播但線
- 生野駅 - 新井駅 - 青倉駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 八鹿高校事件
- 新居駅 - 当駅と同じく、「にい」と読む伊賀鉄道伊賀線の駅
外部リンク
- 新井駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道



