LIGO科学コラボレーション(LOGOかがくコラボレーション、LSC: LIGO Scientific Collaboration)は、重力波探査に特化した国際的な物理学研究所と研究グループによる科学コラボレーション(共同研究)である。
歴史
LSCは、バリー・バリッシュの指導の下に1997年に設立された。その使命は、研究、出版物、その他の全ての科学的活動を編成し、個々の参加者および機関に対し同等の科学的機会を確保することである。ここでいう参加者には、LIGO研究所と共同研究機関の両方の科学者を含む。バリッシュはレイナー・ワイスを初代のスポークスマンに任命した。
LSCのメンバーは、ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州リビングストンにあるのAdvanced LIGO検出器、およびドイツ・ザルスタットにあるGEO600検出器にアクセスすることができる。ヨーロッパ重力観測所(EGO)との合意により、LSCのメンバーはイタリア・ピサにあるVirgo干渉計のデータにアクセスすることもできる。LSCとVirgoコラボレーションは別の組織だが、彼らは密接に協力しており、まとめて"LVC"と呼ばれる。
現在のLSCスポークパーソンはマサチューセッツ工科大学のデビッド・シューメーカー、事務局長はフロリダ大学のデビッド・ライツェである。
2016年2月11日、LIGOとVirgoコラボレーションは、2015年9月14日に初の直接重力波観測に成功したと発表した。
2016年、バリッシュは「LIGOとLIGO-Virgoの科学コラボレーションの形成に貢献し、初の重力波の検出に至った技術的、科学的側面に対処する役割」に対してエンリコ・フェルミ賞が授与された。また2017年、バリッシュ、レイナー・ワイス、キップ・ソーンに対しノーベル物理学賞が授与された。彼らは、この賞はLSC全体に対するものであるとコメントした。
コラボレーションのメンバー
LIGO科学コラボレーションの2015年11月現在のメンバーは以下の通りである。
脚注
出典
外部リンク
- 公式サイト (英語) (スペイン語) (ハンガリー語)
- LIGO Magazine




