横浜市立東汲沢小学校(よこはましりつ ひがしぐみさわしょうがっこう)は、神奈川県横浜市戸塚区汲沢一丁目にある公立小学校。
概要
戸塚区汲沢(ぐみさわ)地区の東端にある小学校である。汲沢地区のほか、戸塚町や矢部町の一部が学区に指定されている。汲沢小学校の分離校で1975年に開校。2025年には50周年を迎えた。
校名に地名にない「東」を冠しているのは、汲沢小学校の東方に位置することに由来する。
校章は、開校翌年の1976年に制定された。小谷徹の創案で、学校のある汲沢という地名の由来となった、グミの木が取り入れられた。デザインは、グミの木と2つの実が描かれ、周囲を輪で囲んでいる。また、下部に「汲沢」、右上部に「東」の文字を記している。東を右寄りに配したのは、ゆとりがあるように表したためである。
校歌は1979年の制定。伊藤海彦が作詞し、平井哲三郎が作曲を手掛けた。歌詞は3番からなり、どの番にも繰り返して歌う部分があり、また最後は校名(東汲沢小学校)で締めくくる。
沿革
東汲沢小学校の開校には、分離元である汲沢小学校の児童数増加が関係する。汲沢小学校は戸塚小学校の分校として1960年に設置され、1964年に戸塚小学校から独立開校した。学区は汲沢町であり、元々大正小学校の学区であったのを、1964年の開校を機に移管された。
年表
- 1975年(昭和50年)
- 4月1日 - 横浜市立東汲沢小学校として、汲沢小学校から独立開校。汲沢小学校を借用して授業開始。
- 6月27日 - 現在地に校舎を落成し、移転。
- 6月28日 - 新校舎での授業開始。この日を創立記念日に制定。
- 12月8日 - PTAを発足。
- 1976年(昭和51年)
- 1月22日 - 校章を制定。
- 3月4日 - 校旗を制定。
- 1977年(昭和52年)7月15日 - プールを落成。
- 1979年(昭和54年)2月23日 - 校歌を制定。
- 1992年(平成4年)4月18日 - コミュニティースクールを開設。
- 1997年(平成9年)11月18日 - 神奈川県最もよい歯の学校表彰を受ける。
- 2000年(平成12年)
- 6月1日 - はまっ子ふれあいスクールを開設。
- 11月30日 - 全日本学校歯科保健優良校特別賞を受賞。
- 2002年(平成14年)8月31日 - 施設の耐震補強工事を実施。
- 2006年(平成18年)
- 8月4日 - NHK全国学校音楽コンクールにて銅賞を受賞(以後複数回表彰)。
- 11月8日 - プレハブ校舎(視聴覚室・図書室)を設置。
- 2011年(平成23年)
- 10月3日 - コミュニティ・スクールとなる。
- ひぐみ共育くらぶを設立。
- 2015年(平成27年)
- 4月6日 - タブレット端末先行導入推進校に指定。
- 12月3日 - 地域による学校支援活動(ひぐみ共育くらぶの活動)が優れた活動とみられ、文部科学大臣表彰を受ける。
- 2017年(平成29年)7月 - 子ども音楽コンクールにて最優秀賞を受賞。
- 2019年(令和元年)7月 - TBS主催の子ども音楽コンクールにて最優秀賞を受賞。
- 2021年(令和3年)3月 - プレハブ校舎を廃止。
学区
横浜市戸塚区の以下の区域が対象。
- 汲沢町のうち、1230番地から1249番地、1254番地から1267番地、1270番地から1325番地、1344番地の2から1652番地、1670番地から1703番地、2229番地から2326番地
- 汲沢一丁目
- 汲沢二丁目
- 戸塚町のうち、4521番地から4523番地、4527番地から4537番地、4550番地、4554番地から4566番地、4573番地から4575番地、4577番地
- 矢部町のうち、1633番地、1634番地
進学先の中学校
- 横浜市立戸塚中学校
アクセス
鉄道
- 横浜市営地下鉄ブルーライン 踊場駅から徒歩11分
バス
- 神奈中バス「戸塚高校前」停留所から徒歩5分
周辺
- 汲沢団地
- 横浜市汲沢保育園
- 横浜市立戸塚中学校
脚注
参考文献
- 横浜市教育委員会 編『横浜市学校沿革誌』横浜市教育委員会、1976年3月20日。doi:10.11501/12250579。 NCID BN0123149X。
関連項目
- 神奈川県小学校一覧
外部リンク
- 東汲沢小学校公式ウェブサイト

