タイムワープ(英:Time Warp、香:馬克羅斯)とは、イギリスで生産・イギリス及び香港で調教されていた競走馬。主な勝ち鞍は2017年の香港カップ、2018年・2020年の香港ゴールドカップ。
戦績
2015年6月に、イギリスのケンプトンパーク競馬場で行われた未勝利戦でデビューを果たす。3歳までに国内外で合計9戦5勝の成績を残した後、香港へ移籍する。
移籍後はなかなか勝ち上がれずにいたが、2017年6月のハンデ戦で勝利を飾って連勝した後に挑んだ重賞レースではG3セレブレーションカップとササレディースパースで3着、ジョッキークラブカップで2着と好走した。そして、初めてのGI挑戦となった香港カップには地元のGI馬ワーザーやネオリアリズムら日本勢も出走してきたが、レースでは終始先頭のまま他馬を寄せ付けずに逃げ切り、GI初勝利を飾った。
年明けの2018年1月に出走した香港スチュワーズカップは10着に大敗するが、次走の香港ゴールドカップではワーザーを半馬身差で下してGI2勝目を挙げた。その後は重賞を3戦しG3ササレディースパースで勝利を飾ると、年末の香港カップでも3着に好走した。
2019年は9戦したが勝ちきれず、最高着順はG3ササレディースパースでの2着であった。しかし、翌2020年2月の香港ゴールドカップではスタートから先手を取って得意の逃げを展開すると、最後の直線で追撃してきたエグザルタントを抑えて同レースを2年ぶりに優勝、GI3勝目を挙げた。その後はクイーンエリザベス2世カップなど計11戦に出走するも再び勝利を挙げることはできず、2021年6月25日に香港ジョッキーズクラブの公式X(旧Twitter)アカウントにて、全弟のグロリアスフォーエバーとともに現役を引退することが発表された。
血統表
全弟に2018年香港カップの勝ち馬グロリアスフォーエバーがいる。
脚注
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post、香港ジョッキークラブ


