第29回社会人野球日本選手権大会(だい29かいしゃかいじんやきゅうにほんせんしゅけんたいかい)は、2002年(平成14年)10月12日から10月20日まで大阪ドームで開かれた社会人野球日本選手権大会である。
概要
- この年から使用するバットが木製に回帰したことから、同年の都市対抗野球と同様に長打が激減した。2ケタ得点は1試合もなく、投手力が重視される大会となった。
- この夏の都市対抗野球を制し、同年限りでの活動休止が決まっていたいすゞ自動車は関東予選で敗退。また、他にも同年で活動休止となる神戸製鋼は1回戦で敗退、NKKと統合される川崎製鉄水島も1回戦で敗退した。
- 決勝では、豊富な投手陣を誇るホンダと日本生命が対戦。序盤に相手先発を打ち崩した日本生命が12年ぶりの秋王者となった。
予選
出場チーム
大会
1回戦
2回戦
準々決勝
準決勝
決勝
- 決勝(10月20日)
勝:佐藤 敗:藤井
(日本生命は12年ぶり2回目の優勝)
表彰選手等
- 最高殊勲選手賞 佐藤充(投手:日本生命)
- 敢闘賞 藤井稔也(投手:ホンダ)
- 打撃賞 竹間容祐(外野手:日本生命)
- 首位打者賞 原田能英(内野手:三菱重工長崎) 11打数6安打 .545
- 大会優秀選手
- 投手
- 佐藤充(日本生命)
- 土井善和(日本生命)
- マーク・ランドル(ホンダ)
- 藤井稔也(ホンダ)
- 香月良太(東芝)
- 内海哲也(東京ガス)
- 捕手
- 九鬼義典(松下電器)
- 安田真範(東芝)
- 鷲北剛(日本生命)
- 一塁手
- 福田敏久(東芝)
- 鈴木秀範(新日本製鐵君津)
- 二塁手
- 工藤賢二(東芝)
- 沢村通(新日本製鐵君津)
- 三塁手
- 原田能英(三菱重工長崎)
- 高松広晴(ホンダ)
- 下野敦司(日本生命)
- 遊撃手
- 米山学(ホンダ)
- 外野手
- 竹間容祐(日本生命)
- 木之内薫(新日本製鐵君津)
- 伊藤大輔(三菱重工長崎)
- 小坂将商(松下電器)
- 岡野勝俊(ホンダ)
- 天野桂太(東京ガス)
- 指名打者
- 大宅敦司(日本生命)
- 矢口健一(新日本製鐵君津)
同大会の記録
- 1イニングチーム最多二塁打 4(タイ記録)
- 東京ガスが1回戦・対JR北海道戦で記録。
- 1試合チーム最多犠打 6(タイ記録)
- JR東日本東北が1回戦・対TDK千曲川戦で記録。
- 1イニングチーム最多犠打 3(タイ記録)
- 三菱自動車岡崎が2回戦・対東京ガス戦で記録。




