センチメンタル・シティ・ロマンス』は、センチメンタル・シティ・ロマンスのデビューアルバム。1975年8月21日発売。発売元はCBSソニー。

解説

デビューシングル「うちわもめ」の1か月後に発売された1stオリジナル・アルバム。

ジャケットは実際に使用されていたツアートラックを背にしたメンバーを描いたイラストでデザインされ、裏ジャケットには5本の木にメンバーの顔が描かれたものとなっている。

収録曲は、練習場所としていた中野督夫の実家のガソリンスタンドの2階で、中野の曲を当時バンドリーダーだった告井延隆がアレンジをし直し、ギターソロも事前にフレーズを決めてからスタジオで録音するという手法で作られた。

本作は当初、細野晴臣をプロデューサーとして迎えて制作していたが、上述のように、事前に完璧にアレンジを仕上げていたこともあり、細野自身が、「このバンドには自分が手を加えるところはまったくない」ということからプロデュースを辞退し、“Chief Audience=観客の長”とクレジットしたという逸話が残されているが、メンバーの細井豊は後年、「細野さんにはスタジオの音決めに関して助言を頂いた」とラジオのインタビューで答えている。

収録曲

オリジナル・アナログ盤では6曲目からがB面となっていた。

  • 編曲:センチメンタル・シティ・ロマンス
  1. うちわもめ
    • 作詞・作曲:中野督夫
    • デビューシングル。
  2. うん、と僕は
    • 作詞・作曲:中野督夫
  3. あの娘の窓灯り
    • 作詞:竹内正美/作曲:中野督夫
  4. 庄内慕情
    • 作詞:竹内正美/作曲:告井延隆
  5. 籠時
    • 作詞・作曲:中野督夫
  6. 暖時
    • 作詞・作曲:中野督夫
    • 後にシングルカットされる。
  7. 恋の季節PART1
    • 作詞・作曲:告井延隆
  8. 小童
    • 作詞・作曲:中野督夫
  9. おかめひょっとこ
    • 作詞・作曲:中野督夫
  10. マイ・ウディ・カントリー
    • 作詞・作曲:告井延隆
  11. ロスアンジェルス大橋Uターン
    • 作詞・作曲:中野督夫

参加ミュージシャン

脚注


センチメンタル・シティ・ロマンス50周年 再評価で次々と復刻盤、日本語ロックに新風:中日新聞Web

14004160; 帯付 センチメンタル シティ ロマンス Sentimental City Romance / Smiling(さ行)|売買

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