氏家 定直(うじいえ さだなお)は、戦国時代の武将。最上氏の家臣。

略歴

元服時に最上義定より偏諱を受けて定直と名乗った。永正17年(1520年)に義定が没すると、義定の養子となって跡を継いだ義守に仕えることとなる。

天文11年(1542年)の天文の乱の際は、若年であった義守を補佐しつつ伊達稙宗方として参戦する。乱は伊達晴宗(稙宗の子)方の勝利に終わるが、晴宗と義守との関係修復に尽力した。元亀元年(1570年)、義守とその長男・義光との家督をめぐっての内紛(天正最上の乱)では、病身を押して仲介に奔走し、父子の和睦と義光への家督譲渡を実現させた。

その後、程なく没したとされ、跡を嫡男・守棟が継いだ。


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