マイ・ラヴ」(英語: My love)は、ペトゥラ・クラークが1965年に発表した楽曲。翌1966年に全米チャート1位を獲得した。「恋のダウンタウン」の作者トニー・ハッチの作品。イギリスでも最高位4位を記録した。

解説

1965年すでに「恋のダウンタウン」が全米第1位を記録していたペトゥラ・クラークの2曲目のナンバー・ワン・ソング(2週連続)で、2曲のビルボードチャート1位獲得はイギリス出身の女性歌手としては最初である。

また、クラークが初めてアメリカで録音した作品でもあった。後日談ではクラーク自身はこの作品をハル・ブレインらが参加したスタジオ・ミュージシャン集団レッキング・クルーをバックに録音したものの気に入らず、同時に録音された他の2曲のどちらかのシングル化を希望していた。

1964年-1969年の間に19曲をアメリカでチャート・インさせたこの時期のクラークの活躍は素晴らしくビートルズをはじめとするブリティッシュ・インヴェイジョンの効果ともいえる。作者のトニー・ハッチも徐々にソング・ライターとしての名声をアメリカでも高めていた。ペトゥラ自身が歌うフランス語版「Mon amour」(モナムール)・イタリア語版「L'amore è il vento」(愛は風)・ドイツ語版「Verzeih' die dummen Tränen」(愚かな涙を許してください)も各地でヒットした。1970年にはカントリーのソニー・ジェームス盤がカントリー・チャートで第1位を記録している。

カバー

  • ジョン・デビッドソン(1966)
  • ソニー・ジェームス(1970)

エピソード

イントロのメロディは松田聖子「風立ちぬ」のB面曲「Romance」の間奏に引用された。

脚注

外部リンク

  • https://www.discogs.com/ja/Petula-Clark-My-Love/release/763652
  • https://www.discogs.com/ja/Petula-Clark-My-Love/release/1987270

ペトゥラ・クラーク/UK原盤★Petula Clark 『Petula '71』 MODERN RECORDS 2号店(LP/CD)

ペトゥラ・クラーク『カラー・マイ・ワールド / フー・アム・アイ』

恋のダウンタウン/ペトゥラ・クラーク YouTube Music

ペトゥラ・クラーク ソニーミュージックオフィシャルサイト

ペトゥラ・クラーク/France原盤★PETULA CLARK『Last Waltz』 MODERN RECORDS 3号店