明円寺(みょうえんじ)は、広島県福山市鞆町にある真宗大谷派の寺院。山号は松江山。本尊は阿弥陀如来。

歴史

承久年間、沼隈郡山田村に建立された小坊が始まりとされる。当初は天台宗であったが、暦仁元年(1238年)山南村(現・福山市沼隈町)光照寺の明光の導きで浄土真宗に改宗。文明年間、山田村領主から日蓮宗への改宗を迫られたが改宗を拒み、鞆の浦に移転した。石山合戦時は、10代住職長存が備後門徒を集め、「進者往生極楽、退者無間地獄」の旗を掲げて奮戦し、東本願寺設立にも尽力した。その功績により本願寺12代教如から「松江山明円寺」の寺号を賜った。境内には鞆ノ平武右衛門の墓がある。民俗学者の沖浦和光の父方の菩提寺。

周辺

  • 鞆の浦歴史民俗資料館
  • 沼名前神社
  • 安国寺
  • 法宣寺
  • 本願寺
  • 鞆城

脚注

外部リンク

  • 真宗大谷派 明圓寺

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